髪結いさん

名古屋の下町でお仕事をしていた時の話なのですが
お店にくるお客様に、娘時代は「大須小町」と
よばれたおばあちゃまがいました。
たしかにお綺麗で、とてもお洒落さんでしたので
ベリーショートであっても月に何度かは
「髪結いさんへ行ってくる」といって
髪をセットに行かれてました。

小町時代は、自分の髪で日本髪を結っていたとかで
その名残で今でも“美容院”ではなく“髪結いさん”
といっちゃうそうなのですが
今でもついついぽっと出てしまう言葉、
そういう慣れ親しんだ言葉っていいなと思います。

髪結いさん

髪結いさんなんて、髪結いさんに
髪を結ってもらわなければ出てこない言葉ですものね。
着物がご縁で、大須の町で仲良くなった方も
若い頃に芸妓さんをされていて
髪結いさんに髪を結ってもらってから
お座敷にたったと話してくれました。

芸妓さん時代の当時の写真を見せてもらいましたが
「これぜんぶ自分の髪なの?」といってしまうくらい
実に美しい日本髪です。
日本髪の形にもいろいろあって、
かわいい町娘の桃割れや丸髷、銀杏返し、
そして芸妓さんの島田など
年齢や装いによって様々だそうですね。
髪結いさんに日本髪、いちど体験してみたいものです。